2012年1月31日 12時13分
本当は、今すぐにでも殺してやりたかったけれど。
目を細めて立ち上がる。音もなく殺してやろうかと思ったけれど、
寝顔を見ていたらやる気も失せた。次があったら殺してやろうと思
って、脂肪は身を翻す。
と、そこで気づいた。
テーブルの上にはケーキと冷めた紅茶。そして脂肪へと書
かれた一通の封筒。
そこでなんとなくオチは読めていたが、脂肪は封筒を開けた。
今の自分の収入じゃちょっと手が出しづらい、豪華絢爛な紙切れ
こと温泉旅行券だった。
素直に渡してくれればいいのに
苦笑しながら温泉旅行券をふところにしまって、脂肪は下腹を軽く
小突く。
元々無理な姿勢だったのだろう。下腹はベッドに倒れこんで、今
度こそ普通の眠りについた。
彼に羽毛布団をかけてやりながら、脂肪は笑う。
ホント、素直じゃないんだから
ついでに首にワイヤーでも引っかけてやろうかと思いながらも、
まぁそれは次の機会でいいだろうと思い直す。代わりに、ケーキは
全部美味しくいただくことにする。
と、そこでとびきりの悪戯を思いつく。
脂肪はにやりと笑いながら、ゆっくりと下腹に向かって手を伸ばし
た。
翌朝。
久しぶりにゆっくり寝すぎて学校に遅刻しそうになっている下腹
は、今日はなんだかみんな笑顔だけど、いいことでもあったのかな
と思っていた。
疲労のあまりゆっくり寝すぎてもろに遅刻してしまった腹筋は、
今日はヒップアップちゃんはすごく楽しそうにしてた。なんだかいいことあり
そうと思っていた。
下腹と腹筋は、顔を合わせてお互いに、悪意たっぷりに、にっこ
りと笑った。
おはよう、脂肪。今日は絶好調だね。
糖尿病 治療
腹筋 鍛える